【福井】英単語の語源から英単語を覚える【進学塾ダーウィン】
- 2019.05.20
- 勉強法
特徴の異なる英単語帳
最近書店の英語の参考書コーナーに行くと、ホントに多くの英単語帳が並んでいます。
先日自分も改めて書店で眺めていて、全く知らない単語帳があり興味津々で比較して読んでいました。
15年前ぐらいだったら、王道なら旺文社の英単語ターゲットを使うか、
文章から覚えることを推奨する先生ならZ会の速単を薦めるか、
短文形式で覚えたい人はDUOを試してみる。それぐらいだったと思います。
ただ、今回は別の切り口で、英単語の語源から英単語を覚えるというのはどうかと提案します。
その中でも、最近のベストセラーになっている本で“英単語の語源図鑑”(かんき出版)はわかりやすくていいですね。
自分も最初英単語を覚えるときは丸暗記から入りましたが、よく似た言葉はなかなか整理がつかなくて、
苦労したことを覚えていますし、また生徒を見ていても同じように混乱している場面が見受けられます。
英単語を”語源”から覚えるとは?
たとえば、先日高2生の受験コンパスの英単語のチェックテストをしたとき、
”promote” “demote” “remote”はそれぞれ似た形であるということから、
混乱して理解できていない生徒がいました。
ただこうして整理すれば理解できます。
まず、それぞれの単語は、
”pro(前に)”
“de(下に)”
“re(後ろに)”
という 接頭語と、
”mote(動かす)“
という語根から成り立っていることを理解しましょう。
そうすれば、
”pro-mote (前に動かす⇒促進させる、昇進させる)”
“de-mote (下に動かす⇒降格させる)”
“re-mote (後ろに動かす⇒遠い、人里離れた)”
とそれぞれの単語の違いが見えてくるはずです。
それでは、ここで問題。
“project”と“reject”の違いは? ”ject”は“投げる”を表す語根です。
そうですね。
”pro-ject” (前に投げる⇒計画する、予測する)“
”re-ject (後ろに投げる⇒拒否する)“
となります。
語源からすべての単語を覚えていくのは難しいことですが、似た形の単語を理解していくのには有効な方法です。
高校生だけでなく、中学生やTOEIC等で英語を学習している社会人の方まで活用してみてください。
2019年5月20日
ダーウィン個別指導学院 福大前校
教室長 和田 一輝