敵を知り己を知れば百戦危うからず
- 2018.10.08
- 教訓
10月に入り、中3生は学力診断テストが1か月後と迫り、高3生は毎週土日に模試があるという、受験生にとって慌ただしい時期になってきました。
朝や夜は肌寒さを感じる季節でもあるため、体調管理には十分気を付けましょう。
模試やテストから学ぶこと
自分のことを思い返すと、私も高3の時は毎週模試があったわけですが、その中でも思い出深い模試があります。
それは京大実戦模試です。
京大志望だから受けないとだめだろうというような軽い気持ちで受けたわけですが、それは私にとって衝撃の連続でした。
それもそのはず、私はそこに至るまで京大の過去問など一切解いたことがなかったからです。
数学の問題の難易度の高さ、英語の長文和訳と和文英訳のみの出題という特殊さなど、10月に受ける京大実戦で初めて体験したわけです。
今自分でこの文章を書きながらも我ながら信じられない事態ですが、事実であるため仕様がありません。
志望校との差を知る
ではなぜこのような事態になってしまっていたかと言うと、それは一言でいうと「何も分かっていなかった」からです。
自分の置かれている状況、現状、そして京大という壁の高さなど、全く理解していませんでした。
何となく自分の県模試の県順位等から「京大ぐらい行けるだろう」という錯覚に陥っていたのです。
このような状態で受けた模試の結果が良いはずもなく(650点満点で150点前後)、現役合格を果たすこともできませんでした。
もっと早くから自分と京大との距離を把握し理解していれば、自分の学習態度の改善や京大対策により多くの時間を費やせただろうになどという後悔の感情しか残りませんでした。
残された時間を有効に使おう
受験生にとって、残された時間は決して多いとは言えません。
高3生が11月のセンタープレからセンター試験までの2か月間で劇的に点数を伸ばすためには、限られた時間の中で最大限に効率の良い方法で、それこそ寝る間を惜しんで勉強しなくてはならないでしょう。
しかし、中3生においては、11月の学診から3月の入試まで4か月あり、学習せねばならない範囲も高3生に比べれば、かなり少ないと言えます。
学診後に自分と志望校との距離をしっかりと把握し、理解できれば、学診後の勉強次第で志望校に届く可能性は大いにあるのでないでしょうか。
受験後に後悔しないためにも今やれるだけのことをやっていきましょう。
ダーウィンは受験に向けて頑張る生徒、そしてそれを支える保護者の方々を最後まで全力でサポートしていきます。
2018年10月8日
進学塾ダーウィン本部校
安川 大祐