【福井】「象と鎖と思い込み」【進学塾ダーウィン】
- 2019.11.08
- 教訓
「そんなの無理無理」
「絶対できない」
生徒からしばしば聞く言葉です。
また保護者からは、
「この子はこうだから」
「何をやってもダメで」
我が子のことを心配し、何とかしなければと思いつつ、ついこう言ってしまう。
自分自身で、そして我が子に「限界」「思い込み」という鎖を巻き付けているようです。
鎖につながれた象の話を知っていますか?
サーカスや観光地にいる象は、小さな杭に鎖でつながれているだけで、逃げようとしません。
あれだけの巨体で怪力の持ち主の象なら、簡単に引っこ抜いて逃げることができるはず。
でもそうしないのです。なぜでしょうか?
それは、生まれたばかりの小さな時と同じような杭でつながれているからです。
小さな象は、押したり引いたり、汗だくになって逃げようとします。
でも努力の甲斐なく逃げることはできません。
小さな象にとって杭はあまりに大きすぎたのです。
きっと疲れ切って眠ったことでしょう。
次の日もまた逃げようとがんばりました。
次の日も、次の日も・・・・・
ついにある日、象は自分の無力を認めて、「できない」と信じ込んでしまったのです。
そしてその思い込みについて考え直さず、二度と自分の力を試そうとしないのです。
遠い過去、試してできなかったただそれだけで、自分たちは山ほど「できない」と思いながら生きているようです。
あの象と同じように記憶の中に刻み込んでしまったのです。
過去の自分に縛られることなく、我が子を縛ることなく、できるかどうかを知るためには、全身全霊で取り組んでみるしかないのです。
そう、全身全霊で!
2019年11月8日
ダーウィン個別指導学院 木田校
教室長 松田聡夫